ネットステッチについて4 4/4ページ

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ネットステッチの基本的な編み方の説明を終えましたので、それを踏まえて、このページでは当店の商品の特徴とこだわりを説明します。
左の写真はネットステッチで編む際にモチーフの形が◇になるよう配慮しなかった、いわゆる”編みっぱなし”状態です。
配慮しなかった割に◇になっているモチーフがあるのが悔しいですが、何もしないとこんな感じに編み上がります。
個人で楽しんで制作する分にはこれでいいのかもしれませんが、わざわざ注文をして、楽しみに待ってこんな商品が届いたとしたら、私としてはかなりがっかりです。
こちらが当店の商品の写真になります。かっちり編んでいる為、見にくくなってしまいましたが、上の写真と比べますと一目瞭然ではないでしょうか?
ちゃんと1つ1つのモチーフが◇になっていますよね。
これはモチーフを1つ編んでは形を整え、編んでは整えを繰り返した結果です。当然、その分編むのに時間もかかります。
例えば、写真のブラック×シルバーブレスレット:シングルの場合、標準サイズは1段につき33回モチーフを編みます。
”編みっぱなし”の編み方をしますと、大体1段を20分かからないで編めます。
ところが、編んでは整え編んでは整えの編み方をしますと、1段につき30分以上かかります。
つまり、1モチーフにつき1分近くかかっているわけです。これを3段編みますから、1本ブレスレットを完成させるのに1時間40〜50分かかります。
時給に換算しますと400円ちょっとですから、全然儲けにならないのですが、やはりお客様にはクオリティの高いものをお届けしたいですので、手間はかかってもこのやり方を貫いています(それ以前に、完璧主義者の紗紅蘭としては”編みっぱなし”のフニャフニャな商品を作り出す自分が許せないというのもあります(^^;))
もうひとつのこだわりが使用する丸小ビーズのサイズです。
丸小ビーズは外径が約1.9〜2.2mmの小さなビーズですが、これが意外と曲者でして、結構、形というか幅がマチマチだったりします。
幅がありすぎ、逆に幅がなさすぎというビーズが多くあります。あまり幅がありすぎてもなさすぎても、綺麗なラインが浮かび上がってきませんので使用しません。
当店ではビーズを針で拾う際、なるべく幅が均等なものをよりながら作業しています。選別しながら作業しますので、購入したビーズの半分以上が商品に使用できないということもざらにあります。使うビーズを選別し、なおかつ形を整えながらの作業ですので、編むのに時間がかかるのも仕方ないことかもしれません。
また、1つのモチーフを編む際には8つのビーズを使用しますが、そのうち、上下左右のビーズを少し幅の広いものにし、間に入る1回しかテグスの通らないビーズは若干幅の狭いものにすることによって、綺麗な◇ができるような工夫もしています。

以上ようなこだわりと愛情をこめて1点1点制作しております。